DevelopmentKitのCDにU-Bootのイメージファイル、FTDIのドライバ、各種ドキュメントがあるので、あらかじめのぞいておくとよい。
■SheevaPlugのセットアップ
1.VMware Playerのダウンロード&インストール
2.BackTrack4(BT4)イメージファイルのダウンロード&起動
ココからBacktrack4ベータのVMwareイメージファイルをダウンロードできる。
デフォルトのルートアカウント↓
ID:root
PW:toor
3.SheevaPlugとBT4をインストールしたPCをUSBケーブルで接続
4.SheevaPlugの電源をON。
⇒SheevaPlug本体にハードスイッチはないのでコンセントに挿入するとすぐに起動する。
5.BT4のコンソール画面より以下のコマンドを実行
modprobe ftdi_sio vendor=0x9e88 product=0x9e8f
screen /dev/ttyUSB1 115200
※screenコマンド入力したときにデバイスが見つからないなどのエラーが出る場合はSheevaPlugがPCに接続されていることを確認する。
6. SheevaPlugへのログイン
デフォルトのルートアカウント↓
ID:root
PW:nosoup4u
ここからはSheevaPlugのコンソール画面から各種設定変更、ブートファイルの更新等を行う。
7.rootパスワードの変更
passwdコマンドでrootパスを変更
8.DHCPクライアントの設定
SheevaPlugはデフォルトだとDHCPサーバから取得したネームサーバの情報を無視するようになっているため、名前解決が正しく行えない。以下の行をコメントアウトを修正してルータから取得したDNSを利用するようにする。
編集ファイル:/etc/dhcp3/dhcpclient.conf
supersede domain-name-servers 127.0.0.1;
9.rc.localの設定変更
以下の行をコメントアウトする。
編集ファイル:/etc/rc.local
insmod /boot/fat.ko
insmod /boot/vfat.ko
/root/discoverd
cd /
./demo.sh
date 01261802009
hwclock -w
10. nandフラッシュの書き換え
nandフラッシュを最新のカーネルにする。
apt-get -y install wget
wget http://sheeva.with-linux.com/sheeva/README-2.6.30.5
chmod +x README-2.6.30.5
./README-2.6.30.5
ここまででカーネルのバージョンアップは終了。再起動してenvの設定を行う。
Marvell>> setenv mainlineLinux yes
Marvell>> setenv arcNumber 2097
Marvell>> setenv bootargs rootfstype=jffs2 console=ttyS0,115200 mtdparts=orion_nand:0x400000@0x100000(uImage),0x1fb00000@0x500000(rootfs) rw root=/dev/mtdblock1
Marvell>> saveenv
Marvell>> boot
11.言語環境の設定
locale-gen ja_JP.UTF-8
echo 'LANG="ja_JP.UTF-8"' > /etc/default/locale
12.時刻設定
dpkg-reconfigure tzdata メニューから「Asia」⇒「Tokyo」を選択
date -date="2010-08-30 10:10"
hwclock -w
※ntp↓を利用してもよい。
apt-get -y install ntp
ntpq -p
hwclock -w
13. hostsの設定変更
編集ファイル:/etc/hosts
91.189.88.36 ports.ubuntu.com←をコメントアウトする。
■U-Bootの変更
U-Bootの置き換え
2009年3月19日のビルドにはSheevaPlugが起動不能になる恐れのある致命的なバグが内在しているため、早期に変更する必要がある。
・U-Bootのバージョンを確認するため、SheevaPlugを再起動して、適当なキーを押下。Marvell>>というプロンプトが表示されたらVersionと入力。以下のように表示されたら書き換えの必要がある。
Marvell>> version U-Boot 1.1.4 (Mar 19 2009 - 16:06:59) Marvell version: 3.4.16
1. SheevaPlugのイーサポートとPCをLANケーブルで接続。
2.TFTPサーバプログラムの設定
TFTPDをセットアップして、tftpで公開するフォルダにu-bootのイメージ「u-boot-rd88f6281Sheevaplug_400db_nand.bin」をコピー。
3.PCを固定IPアドレスに変更
⇒ここではIPアドレス:192.168.1.1/24に設定。
4.SheevaPlugの環境変数の設定
Marvell>> printenv 環境変数を念のため保存しておく。
Marvell>> setenv ipaddr 192.168.1.2
Marvell>> setenv netmask 255.255.255.0
Marvell>> setenv serverip 192.168.1.1
Marvell>> saveenv
5.U-Boot書き換え
Marvell>> bubt u-boot-rd88f6281Sheevaplug_400db_nand.bin
⇒途中、環境変数の書き換えの可否を尋ねてくるので「n」と入力。
6. 再起動したU-Bootのenvを設定
Marvell>> setenv bootcmd 'nand read.e 0x800000 0x100000 0x400000; bootm 0x800000'
Marvell>> setenv bootargs rootfstype=jffs2 console=ttyS0,115200 mtdparts=orion_nand:0x400000@0x100000(uImage),0x1fb00000@0x500000(rootfs) rw root=/dev/mtdblock1
Marvell>> setenv ethaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx →SheevaPlugのもともとのMACアドレスを設定
Marvell>> saveenv
bootコマンドを使わずにSheevaPlug本体の穴にピンを差し込んでハードリセット
・リンク
SheevaPlug
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