2009-08-29

SheevaPlugの設定(U-Bootの更新等)

■Setup前に

DevelopmentKitのCDにU-Bootのイメージファイル、FTDIのドライバ、各種ドキュメントがあるので、あらかじめのぞいておくとよい。




■SheevaPlugのセットアップ

1.VMware Playerのダウンロード&インストール


2.BackTrack4(BT4)イメージファイルのダウンロード&起動

ココからBacktrack4ベータのVMwareイメージファイルをダウンロードできる。
デフォルトのルートアカウント↓


ID:root

PW:toor




3.SheevaPlugとBT4をインストールしたPCをUSBケーブルで接続


4.SheevaPlugの電源をON。

⇒SheevaPlug本体にハードスイッチはないのでコンセントに挿入するとすぐに起動する。


5.BT4のコンソール画面より以下のコマンドを実行


modprobe ftdi_sio vendor=0x9e88 product=0x9e8f

screen /dev/ttyUSB1 115200





※screenコマンド入力したときにデバイスが見つからないなどのエラーが出る場合はSheevaPlugがPCに接続されていることを確認する。



6. SheevaPlugへのログイン

デフォルトのルートアカウント↓


ID:root

PW:nosoup4u





ここからはSheevaPlugのコンソール画面から各種設定変更、ブートファイルの更新等を行う。



7.rootパスワードの変更

passwdコマンドでrootパスを変更


8.DHCPクライアントの設定

SheevaPlugはデフォルトだとDHCPサーバから取得したネームサーバの情報を無視するようになっているため、名前解決が正しく行えない。以下の行をコメントアウトを修正してルータから取得したDNSを利用するようにする。


編集ファイル:/etc/dhcp3/dhcpclient.conf


supersede domain-name-servers 127.0.0.1;




9.rc.localの設定変更

以下の行をコメントアウトする。


編集ファイル:/etc/rc.local


insmod /boot/fat.ko

insmod /boot/vfat.ko

/root/discoverd

cd /

./demo.sh

date 01261802009

hwclock -w




10. nandフラッシュの書き換え

nandフラッシュを最新のカーネルにする。


apt-get -y install wget

wget http://sheeva.with-linux.com/sheeva/README-2.6.30.5

chmod +x README-2.6.30.5

./README-2.6.30.5




ここまででカーネルのバージョンアップは終了。再起動してenvの設定を行う。


Marvell>> setenv mainlineLinux yes

Marvell>> setenv arcNumber 2097

Marvell>> setenv bootargs rootfstype=jffs2 console=ttyS0,115200 mtdparts=orion_nand:0x400000@0x100000(uImage),0x1fb00000@0x500000(rootfs) rw root=/dev/mtdblock1

Marvell>> saveenv

Marvell>> boot




11.言語環境の設定



locale-gen ja_JP.UTF-8

echo 'LANG="ja_JP.UTF-8"' > /etc/default/locale




12.時刻設定



dpkg-reconfigure tzdata メニューから「Asia」⇒「Tokyo」を選択

date -date="2010-08-30 10:10"

hwclock -w


※ntp↓を利用してもよい。



apt-get -y install ntp

ntpq -p

hwclock -w




13. hostsの設定変更

編集ファイル:/etc/hosts


91.189.88.36 ports.ubuntu.com←をコメントアウトする。






■U-Bootの変更

U-Bootの置き換え

2009年3月19日のビルドにはSheevaPlugが起動不能になる恐れのある致命的なバグが内在しているため、早期に変更する必要がある。

・U-Bootのバージョンを確認するため、SheevaPlugを再起動して、適当なキーを押下。Marvell>>というプロンプトが表示されたらVersionと入力。以下のように表示されたら書き換えの必要がある。


Marvell>> version U-Boot 1.1.4 (Mar 19 2009 - 16:06:59) Marvell version: 3.4.16




1. SheevaPlugのイーサポートとPCをLANケーブルで接続。


2.TFTPサーバプログラムの設定

TFTPDをセットアップして、tftpで公開するフォルダにu-bootのイメージ「u-boot-rd88f6281Sheevaplug_400db_nand.bin」をコピー。


3.PCを固定IPアドレスに変更

⇒ここではIPアドレス:192.168.1.1/24に設定。


4.SheevaPlugの環境変数の設定



Marvell>> printenv 環境変数を念のため保存しておく。

Marvell>> setenv ipaddr 192.168.1.2

Marvell>> setenv netmask 255.255.255.0

Marvell>> setenv serverip 192.168.1.1

Marvell>> saveenv




5.U-Boot書き換え



Marvell>> bubt u-boot-rd88f6281Sheevaplug_400db_nand.bin
⇒途中、環境変数の書き換えの可否を尋ねてくるので「n」と入力。



6. 再起動したU-Bootのenvを設定



Marvell>> setenv bootcmd 'nand read.e 0x800000 0x100000 0x400000; bootm 0x800000'

Marvell>> setenv bootargs rootfstype=jffs2 console=ttyS0,115200 mtdparts=orion_nand:0x400000@0x100000(uImage),0x1fb00000@0x500000(rootfs) rw root=/dev/mtdblock1

Marvell>> setenv ethaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx →SheevaPlugのもともとのMACアドレスを設定

Marvell>> saveenv




bootコマンドを使わずにSheevaPlug本体の穴にピンを差し込んでハードリセット




・リンク

SheevaPlug

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