三連休で久しぶりに小説を一気読みしてみた。小説の題名からすると、津波をテーマにしたパニック小説に思えるがとんでもなかった。人間の生き方を真っ正面から問う人間ドラマの究極を描いた小説であった。
物語では、東海、東南海、南海の3つの海溝型地震が連続して発生し、それにともにない20Mを超える大津波が発生、日本の東側のほとんどを呑み込んでしまう。
これに立ち向かうのが、阪神淡路大震災を経験した、地震科学者、アメリカ軍人、政治家などなど。さらに原発の現場主任の活躍が、原子力研究所の研究員であった筆者の科学者としての視点から克明に書かれている。
単純なパニック小説にとどまらない深い人間ドラマ、人間としての生き方を直接問う場面が連続しておとずれる。恥ずかしながら後半は涙を流しながら読んでいた。
各地域の防災担当者はもちろんのこと、どう生きていこうか悩んでいる人にも必読の1冊だろう。
ところで、実際にこのように20万人以上が死傷する最悪の状況が発生したら、現在の政府がどの程度対処できるのか非常に気になる。小説であったような防災ネットワークは存在するのだろうか?
・リンク
■本
TSUNAMI(津波)
地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル
必携 地震対策完全マニュアル
■防災グッズ
平安伸銅工業 ヘイアン 強力家具転倒防止ポール L 2本入 NEQ-50
防災グッズ 扉開き防止器具 耐震ロック 震護くん プレート付き SF-PFP
ロゴス(LOGOS) 防災缶10点セット(24h-48h) 82100000
富士パックス販売 パワフルラジオ 携帯電話充電機能付き FP-043
KOBAN 地震感知 充電たまご SP-220E
■wiki
wiki:津波
wiki:地震
wiki:東海地震
wiki:原子力発電
■各種報告書
首都直下地震による東京の被害想定(最終報告)の公表について(東京都防災会議事務局編 1997)
直接的被害想定結果について(内閣府(防災担当)2004:PDFファイルです)
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