ネットを使ってファイル交換をする際にFTPを使う場合があるが、制御用ポートとデータ転送用ポートの2つのポートを使うために、サーバの設定によっては、データの転送がうまくいかない場合ある。また、インターネットでは盗聴の危険性もあるため、sftpやFTPSなどセキュアなプロトコルを利用する必要がある。HTTPの拡張であるWebDAVであれば、SSLが使えるので、簡単にセキュアな通信網が構築可能だ。
WebDAVは元々マイクロソフトで開発されたプロトコルなので、Windowsには標準でクライアントが実装されていて、「ネットワークプレイスの追加」で設定できる。ところが、このクライアントソフトに問題が多い。転送速度が非常に遅く、サイズが大きいファイルを交換すると切断される等々、非常に安定性にかけるのだ。プロトコルの開発元のソフトに問題あるというのも、マイクロソフトらしいというか、何ともいえないものがある。というわけで、通常WebDAVのクライアントソフトには、マイクロソフト以外のソフトを利用する場合が多い。
ざっと調べただけで、↓な感じである。
SkunkDAV DAV client
TeamFile
CarotDAV
インダストリアルソフトwebdavクライアント2004
Adobe:Golive(有償)
WebDrive(有償)
今私が使っているのが「TeamFile」だ。安定していて転送速度も速い。そもそもミドルウェアからクライアントだけフリーで利用できるようにしたものなので、安定性があって当たり前というものかもしれないが、非常によい。
・リンク
wiki:WebDAV
TeamFile
WebDAVシステム構築ガイド ――Apache/IIS/Subversion/Jakarta Slide
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