以前、スランプから脱するためにとりあえず何かやろう、という趣旨の日記を書いた。学習する目的は、自分のレベルを上げること。特に、エンジニアに求められるスキルのレベルアップが主な目的だ。
エンジニアに求められるスキルを体系的にまとめたものに「ITSS」がある。以下に詳しく解説が出ている。
ITSSの解体新書
ITSSが定義した職種11種の中で、私に一番近い(または目標)は「プロジェクトマネジメント」である。プロジェクトマネジメントの主な活動は「プロジェクトの管理/統制」であり、具体的には以下の9つに分けられる。
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*スコープ
→定義:プロジェクトの初期段階において「何を」「どこまで」やるかを決定すること。
ポイント:能要件一覧などを利用し、随時スコープを「可視化」すること、プロジェクト期間中、スコープは常に見直しを図ること。
* タイム
→定義:プロジェクト開始前の計画段階に必要な作業を洗い出しスケジュールを作成し、スケジュールの予定と実績を管理していくこと。
ポイント:
・常に見直しを図ること(予定と差異が見られたときに迅速に適切な対応を取る)
・スケジュール作成時は、重要なマイルストーンに大きな影響を与えないことに重点をおく
・見積もりの技法:類推見積もり(過去の作業や類似作業の実績値を用いて、作業の所要時間を推定)
・単にスケジュールどおりに進んでいるかどうかを「判定」するだけでなく、作業を標準化/作業効率を高めることによって、スケジュールの実績値を「作り込む」努力をする。
* コスト
定義:プロジェクトの作業を実行する上で必要となる資材や要員などのリソースを見積もること
* 品質
定義:計画時点で品質の項目や目標を設定し、成果物に対して検査を行い、それらを達成するために、品質計画、品質保証、品質管理、および、品質改善を実施していくこと。
ポイント:プロジェクトにおける品質とは。、成果物が要求と一致しており使用に適していること。
何か問題が起こってから対処するのではなく、問題に発展しそうなことを未然に察知し、その芽を摘んでいくこと
* 組織
定義:プロジェクトで作業する要員の役割と責任を明確にし、必要な人材について社内や社外から調達
* コミュニケーション
定義:誰が、誰に、いつ、どのような情報をどのような手段で提供するかを決定
例えば、会議体や個人スケジュール、プロジェクトの連絡事項の通知方法、議事録の作成者と配布・回覧方法の定義など。
* リスク
定義:リスクマネジメントとは、プロジェクトのリスクを識別し、分析し、リスクに対応するための系統的なプロセスで、プロジェクトの目標に対してプラスに働く事象には、それが起こる確率とその発生結果が最大となるように、マイナスに働く事象については、逆に最小となるようにすること
ポイント:リスクマネジメント計画書の作成:計画時点で、プロジェクトで発生するリスクをどのようにマネジメントしていくかを決めること。例えば、リスクを認識したら、誰がどういうシートに何を記述するか、また、そのリスクをどう評価し優先順位付けるかを定めておくこと。
* 調達(人・モノ)
定義:プロジェクトの実行にあたり必要となる要員や機器などについて、外部からの調達計画を作成
* 統合
定義:(上記すべての統合、という意味)8つの個別知識エリアを統合してマネジメントすること
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・リンク
プロジェクトマネジメントスキル 実践養成講座
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