coregaから発売された新型ルータに、大変ユニークな機能(愛称”動画の達人”もかなーりユニーク)が実装されている。
coregaニュースリリースより
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①「LANポートプライオリティ機能」(通信優先度設定)は、LANポートに優先順位(高/低の2段階)を付けることで、ネットワークゲームや動画ダウンロードなど通信頻度の高いクライアントが接続されたポートを優先的に通信できます。
②「LANポートセパレート機能」では、LANポートをグループ分け(最大4グループ)し、各ポート同士の通信を遮断できます。
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①はポートスタティック&ローカルQoSとでも言うべき機能。でも正直何故この機能が必要なのかよくわかりません。上記ページなどの説明では、「ブラウジング程度で帯域を喰わないポートに低を設定する」、と書いてありますが、そもそもルータは、ポート単位に均等に帯域を割り当てるわけではなく、WAN側で許容されている帯域を、基本的にはすべてのPCに、均等に割り当てるので基準を加える意味が。。。むしろ、P2Pなど利用して帯域を食いすぎるポートに、帯域制限を加える機能といったほうがいいんでしょうね。
個人的に心配なのが、速度が出ないと思ったら誤って優先順位が低ポートに接続していた、ということ。機器のつなぎかえを頻繁にしない環境であれば問題ないと思いますが、我が家のように、機器の入れ替えが多いと意外と問題になりそうです。
優先順位が2段は少ないですね。トラフィックを自動で判別して、優先順位を5段階で切り分けるぐらい知的であっても良いような気がします。
②これもどういうニーズにこたえた機能なのか、少々疑問がありますが、技術的には簡単に実現できそうですね。一般の人がどうグループ分けするか興味があるところです。
こういう製品をみていると、ルータもお固い通信機器から家電に脱皮したな、としみじみ思います。ルータに求められていた機能は、極端なことを言えば、パソコン複数台つなげて、PPPoEクライントが実装されていて、スループットが高ければOK!!という感じだったと思います。しかし最近は、このルータのように、あるアプリケーションに特化した製品(実態が備わっているか別にして)が多くなってきたような気がします。
アプリケーションをルータで支援する、という意味でいうと、P2PやAJAXなんかも該当するでしょうから、こういったアプリケーションを支援をするルータが出てくるんでしょうね。きっと立派な家電として。
・リンク
http://corega.jp/product/news/080421.htm
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21686.html
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=104/articleid=288180/
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