new thinkpad x1 carbon |
ここ最近のThinkpad製品には期待はずれのものが多いが、残念ながらこのNew Thinkpad X1 carbonもそのカテゴリに入ってしまう。しかも残念度は最大に近い。この製品がこの仕様のまま日本で登場したとしても、購入することは間違いなくないだろう。日本で発表するモデルでは、日本語キーボードはもとの形のまま発表して欲しい(せめてオプション選択を)
以下に、個人的に残念だった点を書いてみる。
-ファンクションキーの廃止
ファンクションキーの廃止 |
ソフトウェアによってキーを動的に使い分けられるようにする(Windows8に合わせて)というのがLenovoの言い分だが、いまどのような役割なのかキーボードの確認を強いる使い方がインテリジェントと言えるのか非常に疑問である。
そもそも、6列を5列にした理由がよくわからない。勝手に予想するに、トラックパッドの変更が関係しているのではないか。インプレスの記事中にはなかったが、製品イメージをみると一目でトラックパッドが大型になっているのがわかる(物理キーがなくなり、非常にプアな押しにくい一体側パットに変更)。つまり、トラックパッドの大型化によってキーボードレイアウトに余裕がくなくなり、仕方なく(適当な理由を考え??)5列化したのではないか、ということだ。
個人的な予想ではあるが、トラックパッドを利用しているThinkpadユーザは、圧倒的に少数派ではないか。Thinkpadのアイデンティティの大きな一つはトラックポイントであり、ホームポジションから手を動かす必要のないこの構成をベストと考えいるからこそ、初代Thinkpadから変わらず採用し続けているのではないか、とLenovoに強く言いたい。
トラックポイントよりトラックパッドを優先するのが今の流れ、とも言えるかもしれないが、それはもはやThinkpadとは呼べないだろう。他所でやって欲しいと心から思う。
-capsロックキーの廃止
CtrlキーとCapsロックーを入れ替えて利用しているユーザ(emacsユーザ)はこれはもう使えないのでないか。それぐらいのインパクトがある。そもそもこのようなおかしな構成を採用しているキーボードは他社で存在しないだろう。Fキーの位置にJキーが存在するような、そんな違和感をビシビシ感じてしまう。
日本語キーボードでは変更されるはず!! |
良かった点
次に良かった点だが正直いってあまりない。”そりゃ1年以上経てばこうなるよね”というレベルの変化しかない。前述のとおり、Thinkpadがぶれてはいけないところが大幅にぶれ、進化しなければいけないところが、あまり変わらなかった、そんな印象だ。以下強いて言えばという前置き付きで良かった点を述べる。
-メモリ&ストレージ(512GB SSD)の増加
4GBから8GBへの容量アップは正常進化の範囲だが、やはり嬉しい。
-WQHDの採用
文字が小さくなるのは否めないが、これは、ソフトウェア側のフォント設定でどうにでもなる問題だ。ワークスペースを確保する観点からメリットは大きいように思う。
-フルサイズのHDMIポートの採用
なんと海外のlenovoサイトでは、すでに購入が可能になっている模様
lenovo 直販サイト |
■参考リンク
PC world ハンズ・オンのビデオ
impress
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