2011-07-24

UT-PB1(電子書籍タブレット)の感想

パナソニックが電子書籍ストア「Raboo(ラブー)」に対応した電子書籍タブレット端末「UT-PB1」を8月10日に発売すると発表した。


価格は3万4800円とまぁまぁのお値段。ちなみにiPad(WiFi16Gモデル)が¥48800程度なので、大体1万円ぐらい安い。ハードウェアはディスプレイとバッテリー以外はiPadとほぼ同一。現在直販サイトや楽天市場で予約を受付中だ。

まずはUT-PB1の本体仕様から。




○UT-PB1の本体仕様
ディスプレイ:7インチ・1024 x 600解像度(TFT液晶)
130万画素カメラ(CMOS)
802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 2.1+EDR
ステレオスピーカー、ステレオミニジャック
USB 2.0、microSD / microSDHCカードスロット
内蔵メモリ:8GB(ユーザーエリアで書籍に4.5GB、その他のデータに0.95GB)
大きさ:133.0 x 206.0 x 13.9 mm、
重さ:400g
動作時間:画面明るさ最小で6時間、最大で3.5時間
充電時間:約2時間15分
ボディカラー:ロージーブラウンの1色

ハード仕様は可もなく不可もなく。ただデザインが悪い。「とりあえず大きなディスプレイを載せて多少文字を読みやすくすればいいんでしょ?」みたいな感じでちゃちゃっと作った感を大いに感じるのだ。
他に強いてハードの特徴をあげるなら、ディスプレイ左側にニョキッとせり出てるベゼルっぽい部分。左手で本体をもったときに、手で文字を邪魔しない工夫なのだろうが色が悪い。ドドメ色というかなんというか、、、
それから会社名と型番のロゴはいらない。ディスプレイの左の上の目立つ場所で、一体何を主張したいのだろうか?パナソニックって製品オモテ面の社名ロゴは必須なの??


○UT-PB1のソフトの特徴
独自インタフェース
机の上をイメージした「マイデスクトップ」画面
本棚のような「マイシェルフ」画面

搭載アプリ(16種類。追加不可)
ブラウザ、メール、ギャラリー、カメラ、音楽、音声レコーダー、カレンダー、電卓、時計
LAN内のDEGAを操作できるリモコン
LAN内のVIERAを操作できるリモコン
Adobe Reader、radiko.jp、ウェザーニュースタッチ
電子書籍リーダーとしての対応フォーマットはXMDFのみ


○UT-PB1に関連したサービスの特徴
以下2点
・約600冊の「チラよみ」コンテンツをプリインストールすること
・Raboo のランキングや特集・オススメを定期的に配信すること


○キャンペーン情報
現在予約キャンペーン中で発売日の前日8月9日までに
予約をした方に「5%ポイント還元」を実施中。


○UT-PB1の感想
デザインは置いておいて、ソフト面からみると、対応している電子書籍フォーマットがXMDFだけなのがまずつらい。ePUBがそんなに嫌いなのかと。大人の事情があるのかもしれないが、ユーザの立場からすると欠点にしか見えない。また、アプリの追加もできないので、後からアプリを追加して。。。みたいなこともできない。

※シャープが提供しているXMDFビルダーを利用(11/7無償提供予定)してPDFから⇒XMDFにテキストからXMDFにになど簡単にファイルは作成できる。


端末の重さ400gは評価できる。iPad2の601gは重すぎる。わずか200gの違いだが、これであれば、ずっと持っていても疲れることはないだろう。大型の書籍と同じかそれより軽いぐらいだ。

最後にキャッチコピーが壮絶にダサい。

「新・ツンドクスタイル」、はじまる。

いや、多分始まらないだろうとツッコミを待っているかのようなこのキャッチコピー。ツンドクってイメージの悪い言葉をもってくるあたりのセンスが逆にすごいが。

うーん、誰が買うんだろうかこの製品。ターゲッティングの資料を見てみたい。


・リンク
UT-PB1のキャンペーン情報

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