2016-02-20

Bragi The Dashが到着したのでレビュー 2016年でベストな製品かも

kickstarterで出資した、ワイヤレスイヤホン Bragi「The Dash」が到着したので早速使ってみた。というわけで、The Dashのレビュー。



Dashって何って方は以下の公式PVがわかりやすい。


まずはざっくりTL;DR(要点↓)

良かったところ

デザイン(非常に小型で違和感なくつけられる。Fit感が抜群に良い。ドイツデザインばんざーい!!)
バッテリーの持ち
サウンド
シンプルさ!!これ一台に満載の機能(心拍計、歩数計、GPS、音楽プレーヤー)


悪かったところ

接続がやや不安定(音楽が突然切断される)
心拍が正しく取れない場合あり(ファームの問題??)
日本語はなし(これは悪いというより仕様。個人的には問題なし。)



パッケージ


ドイツらしい無骨な外観が良い



パーフェクトフィット!!

パッケージ自体が取説になっている。基本的な操作は箱を順にめくっていけば理解できるようになっている。



Dash本体

Mサイズのイヤホンカバーをつけた状態が以下の写真。USB充電器(兼台座)に綺麗に収まっている。

電池サインはブルーで満タン



基本的な操作

右側のイヤホンで音楽をコントロール(再生、停止、音量etc..)。
左側のイヤホンはアクティビティのフィードバックやトランスペアレント(外部音を広てイヤホンに出力)の設定など


充電方法

USBコネクタを持つ専用台にイヤホンを設置し充電する形。Dash自体を振って表示されるLED色で、電池残量がわかる仕組みとなっている。
青であれば準備OK。わかりやすい。


真っ青になれば充電完了

iPhoneとの接続(ペアリング)

Dash本体を両方とも耳にセットして、右側のイヤホンを5秒間長押ししてペアリングがスタート。
まずは左右のイヤホンを接続。次にiPhoneとのペアリング。英語で(OK, I am now visibl =>  I am now connected)と音声が流れれば接続OK。


デバイスが2つ。左右は判別できない。

※bluetooth機器は(当然ですが)左右それぞれ存在することになる。

純正の接続方法を記したマニュアルはこちらに。

クイックスタートガイド


センサーデバイスとして利用する場合は、専用のアプリ(その名もBragi)をインストールして、「SELECT DEVICE」状態にしてから、左側のイヤホンを右側を接続したときと同様に5秒間長押し。(BLEの接続マニュアルはこちら
これでセンサーとしてのDashのペアリングがスタートする。

Bragiアプリインストール画面


正常に接続が完了すれば以下のようになり、Dashの各種情報をアプリ上で確認できるようになる。

BLE接続完了した状態

本体のバージョン情報などが確認できる。

1.3.1新しい??

ファームのアップデートもこちらからOK。私のはどうやら最新版の模様。ちなみにDashソフトウェア(ファームウェア)のアップデート方法はこちらにある。




わかりにくいのが音楽用としてbluetooth接続が完了した状態では、BLE接続ができないこと。音楽などのストリーミングをすべて停止した後で、上述の手順に沿ってBLE接続する必要がある。これで、心拍データや歩数などをトラッキングできるようになる。

BLEとして利用可能な装置のコンパチリストはこちら。iphoneはもちろんOKだ。


無線の接続性

悪くない。ときどきブツブツとノイズが混入するが、親機(つまりiphone)の位置をよりDashのアンテ側(つまり右側)に近づけることで対処可能だ。

フィッティング

素晴らしいフィット感である。キロ3分台で走っても耳から落ちそうになる要素はまったくなかった。添付のシリコンスキンがしっかりと耳のくぼみに収まって、イヤホンをつけていることを忘れそうになるぐらいの感覚を感じることができた。

操作性

曲を送るのは右側のイヤホンをダブルクリック。停止はワンクリック。その反応は悪く無い。
素晴らしいのボリュームの調節機能だ。直感的にDash本体をすっとスライドするだけで、思った通りに音量がコントロールできる。この直感的操作はBOSEにもなかったものだ。


特徴的な機能

トランスペアレンシー(外部の音量をマイクで取り込んでイヤホンに出力する機能)、言うなれば補聴器のようなものだが、これが簡単にコントロール(左イヤホンをスワイプ)できるのところがまた素晴らしい。

また、単体でメディアプレイヤー(4GB)であるところも評価したい。スマホを持ち歩かなくても単体でプレイリストの音楽を再生できる安心感、身軽さは今までのイヤホンにはなかったものだ。


バッテリーの寿命

2200mAh、3時間のバッテリーテストはまだできていない。LSDのときにテストしてみよう。


フィットネス機能

唯一の残念ポイント。センサはHRM、加速度計、ジャイロ、磁力計を積んでいる贅沢仕様なのだが、アプリがまったくついてきていない。つまり、他アプリとの連動、グラフ表示などフィットネスアプリとしての機能機能がない。現状の機能は心拍数とステップ、所要時間のみで、保存することもできない。これは今後のアップデートに期待したい。


購入方法

こちらで購入可能だが、日本には発送していない。
日本のamazonでは6万円ほどで購入可能なようだ。amazon 「THE DASH」


The Dashの感想まとめ

なんとも気が早いが、2016年でベストな製品になりそうな予感のする素晴らしいプロダクトである。夢のようなシンプルさを追求できる。コンマリもびっくりである。開発に2年間かけただけあって、細かなところまでよく作りこまれている印象を受けた。
今後Dashインスパイアな製品が多数発売されることだろう。





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