モバイルクラウドとは

映像や音声などのメディアは、従来FTTHなど有線サービスの独壇場であったが、無線の高速化に伴ない、モバイル端末からこれらメディアを利用することが現実的になってきている。

モバイル端末の代表例といえば、iPhone。そしてiPadだろう。
無線の高速化＋無線を活かす端末の存在が、クラウドを拡張させているのだ。

”アプリケーション不在”とよく言われるが、iPadなどを見ていると、何か固有のアプリケーションがヒットしているわけではなく、新しい使い方を提案している製品が消費者の心をつかんでいるように思う。

iPadはPCで出来なかったことや、iPhoneで出来なかったことが実装されているわけではない。GUIの気持ちよさに代表されるソフトウェアの完成度の高さ、様々なアプリケーションを提供できる仕組み、こういったモノが組み合わさることで、iPhoneという一つのアプリケーションが出来上がっているのだ。

日本の企業は、モノを作るのは上手だが、アプリケーションを作ることが苦手、というか最初から作る意思がないように思える。

グローバルな競争に打ち勝つためには、単純なものづくりから脱却して、サービスオリエンテッド、アプリケーションオリエンテッドな視点がますます重要になるのだろう。

ぜひ頑張って欲しい。