2008-07-21

レーシック(LASIK)の感想

最近レーシック手術を受けたので、術前から術後まで起こったことをまとめてみる。
ちなみに私の視力は0.1あるかないかレベルでメガネは手放せない。一時期コンタクトにもしたが、目が充血&管理ができない&値段が高い、という理由から断念した口である。レーシックの事前チェックでは(一日ぐらいかかる)特に問題ないと診断され、あとは手術をやるだけ、という状態である。

・術前

簡単な視力チェックをした後、本日手術をする面々があつまる待合所に通される。男2人と女6人。両手に花!!ラッキーと思いつつも、これからやってくる苦行を思うと喜びもあっという間に収束。他の人も同じようで、顔がこわばってて落ち着きがない人が多い。

そんなことを思っているうちに看護婦さんから手術セットを渡される。頭に緑色防止、足にスリッパという手術スタイルである。


・最終待合室に移動

最終待合室はちっさい部屋で、そこに見ず知らずのたまたまレーシック手術を受けることになった30人ぐらいが静まり返って座っている。本もテレビもなくただ前をみて座る。大変威容な光景である。40分ぐらい待つ。
全員首から番号札をぶら下げていて、看護婦さんから、番号と名前で呼ばれる。待合室の横のいすで麻酔薬と充血予防の目薬を点眼される。この辺から心臓の鼓動はマックスである。

・フラップ作成
看護婦さんにつれられて、待合室を出て、フラップを作成する部屋に入る。大変小さな部屋に近代的な機器が鎮座している。その機器のベットに横になるように言われ寝る。するとすぐに位置調整のためなのかベットが水平に動き出して、レーザの送出装置の下に顔が移動。また、元の顔面位置に戻って、看護婦さんから麻酔薬の点眼を再度やってもらい、そのまま5分ぐらい待つ。
「それではフラップ作っていきますね」という、事務的なお医者さんの声とともにベットが動き出して、レーザー放出装置の下に顔面が移動。目をおっぴろげられる装置を右目に設置。もう自分の意思では自分の目がどうにもできない状態になる。機器がウィーンといううなり声をあげて顔面にむけて降下開始。
お医者「はい。眼球を少し押しますねー」という声とともにぴかぴか光る機器が、自分の眼球をプッシュプッシュ!! 生の眼球ごと頭を押されるという一生ないであろう初体験&最後の体験に軽い感動を覚えつつも、少々の痛みを感じる。この辺から「やめときゃ良かった。。。」と激しい後悔が全身を襲う。
「25秒です」の助手の声が聞こえると同時に、眼球を押さえた状態のまま、ついにフラップ作成開始。実はこの辺から記憶があいまいなのだが、20秒ちょっとのハズが1分ぐらいに長く感じる。頭の中では、軽く感じる痛みを紛らわせるために、「りん、ぴょー、とー、しゃー」となぜか印を切り始める始末。
右目の後は左目。右目で完全にびびっているので、左目が空けたくても空けられない状態になっている。お医者に無理やり開けられ右目と同じようにびびっとされる。。。
左目のフラップ作成を終えると、目の前が真っ白く、モヤがかかった状態になる。看護婦さんに介添えされて立ち上がり、長い廊下を右に左にとことこ歩く。結構な人が行き来しているようだが目が開けられない。椅子に座らされ、20分ほど待つ。「○○さんですか?」と何回も聞かれる。

・レーザ開始
ついにドアが開いて名前を呼ばれる。部屋の中は「THE 手術室」といった雰囲気。全身緑の医者が6人ぐらい。早速ベットに横になり、位置合わせをされる。(実に不安定な枕で手術中ずっと首に力を入れた状態だった。)
今度は目を機械で押されることはなかったが、やたらと光る機器が顔面に接近してくる。医者が「緑の点滅が見えますか?」と聞いてくるが、よく見えない。。。「見えません」と返事をしようとするが、緊張からか「うーあー」という声にならないうなり声しか出ず。
医者、返事がないから了解したと判断したのか、助手「30秒です」とカウントダウン開始。またもや機器がうなり声をあげる。レーザ照射中は、正面を見続けなきゃならないということを事前に聞いていたので、正面を見るが、涙と点眼された目薬でどこが正面なのか良くわからない状態になる。心の中で「やばい、今右見てしまったかも」などと思っているうちにさくっと終了。最後にいろんな機器、溶液で目をいじられ片目終了。
左目が終わると休憩室に移動して30分ぐらい待つ。この瞬間には目の白いもやもとれた状態だが、ぼやーとしててはっきりしない。そーこーするうちに目に激痛が走る。ずっと、誰かに目を棒でつつかれているような感じの痛みである。それをがまんしていると30分経過。「移動します」の看護婦さんの声とともに目をあけようとするが、あまりに痛くて開けるのに勇気がいる。最後にフラップが正しく戻っているか最終確認され本日の手術は終了。

・注意点
まず絶対に一人で来てはだめ。誰か介添えの人がいないと家まで帰り着きません。特に私の場合、涙が手術当日と翌日は出続けている状態でしたので、迎えがいなかったらひどかったでしょう。

・術後
翌日は1時間後とに3種類の点眼薬。翌々日からは1日5回3種類の点眼薬をなくなるまで。結構めんどくさいが、それよりも目がかなーり乾くので1時間に一回は点眼している状態になった。
ティアバランス
手術から結構な日数たつが、どうも目のごろごろ感がとれない。たとえて言うなら、コンタクトレンズをつけて8時間たったような感じである。医者が言うには、時間がたてば直るということなのだが、結構いらいらする。何とかならないものかしら。


・リンク
Wiki:レーシック
レーシックJAPAN

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