2008-05-15

NASとSANの違い

・従来の内蔵ディスクの問題点
ストレージが分散する為管理が複雑になる
急速に増大するデータ容量に柔軟に対応できない

それにかわってNAS,SANが利用されている。

・NAS
ネットワークに直接接続されるストレージ。

・SAN
サーバとストレージ間を接続する専用のネットワーク

・NASとSANの違い
一番の違いは、利用するプロトコルの違いにある。
NASはファイル単位で読み書きを行うNFSまたはCIFSを、SANはブロック単位での読み書きが可能(要はローカルディスクのように振舞える)なSCSIプロトコル等を利用している。
他に以下のような違いがある。
①接続 LAN、ファイバチャネルを用いたストレージ専用ネットワーク
②ディスク 安価なSATA、SCSIが多い
③拡張性 なし(機器の増設)、あり(FCスイッチにストレージを増設して共有)
④コスト 安価、高額
⑤性能 ミドルクラス、ハイエンド


・SANのデメリット??
SANのデメリットとしてwikiには、「ローカルディスクのようにSCSIプロトコルを利用してストレージにアクセスするために、同時に複数PCから同じファイルを利用できない」ということが書かれていたが、Macv10.4からサポートしているクラスタシステム「Xsan」などでは同時アクセスが可能らしい。
技術的には「メタデータコントローラ」が複数PCからのファイルアクセスをコントロールし、1台のみに書き込み許可を、他のPCにはリードオンリーにする、といった排他制御を行う。


・リンク

急成長するネットワーク・ストレージ「SAN」「NAS」を整理する

wiki
ストレージ・ネットワークの技術
ストレージ分野にも本格進出を果たしたアップルコンピュータ

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