AutoRPのMA冗長化
AutoRPでは、複数のRP候補が存在した場合、大きいIPアドレスをもつRP候補を利用することになっているが、MAの冗長化に目を向けるとそのような規定はないし設定もできない。ip pim send-rp-discovery scope .* {interface .*}
MAが何台いようと、各レシーバには同じRP候補が通知される。同じ情報が通知されるのだから、MAに優先度をつける意味はない。そんな理由で明示的な冗長化設定が存在しないのだ(多分)
AutoRPのscope設定
autorpの設定ではscopeの設定が重要だ。複数のMAが存在し、両方同じRP通知が前提なのでレシーバによってグループで異なるRPが設定されているとおかしなことになる。ttlを考えるのは非現実的なので、ドメインのボーダルータで"ip multicast boundary"を利用するのが一般的のようだ。access-list 10 deny 224.0.1.39 =>annouceガード
access-list 10 deny 224.0.1.40 =>discoveryガード
access-list 10 deny 239.0.0.0 0.255.255.255 =>マルチキャストトラフィックをガード(念のため)
ところで、BSRのRPとMAのプライオリティの優先度は逆になっている(RPは小さい方が優先、MAは大きい方が優先)のが非常にわかりにくい。
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